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六月の雨
六月の心は どしゃぶりの雨
小窓は今日もまた 雨水と涙で滲んでる
頬杖ついてた 右肘マヒしてる
アスファルト歩いて ふと立ち止まる
誰かの笑い声 雨音がじゃまして聞こえない
地面は濡れてた 私は乾いてる
いつからか差してた 水色の傘
泣いてもいいよまだ 梅雨明けは気長に待つだけと
笑ったあなたの 声だけ聞こえてた
2011-06-14 00:05
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遊園地

早く大人になりたいと言った小学生
年なんかとりたくないって笑った中学生
子どものままでいたいって叫んだ高校生
同じ場所に立っても
二度と同じ景色を見ることなんて皆無で
ただ
風を感じて
巡り巡って
そんな記憶を簡単に思い出せる遊園地
大人になるって意味を
楽しく考えてる私
2011-05-08 16:47
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バースデイ

25歳になった日の笑顔は
いつどこに落っことしたんだろう。
最近そのことに気づいてから、
振り返って探しているうちに、
私は26歳になって、
あの日のケーキの絵皿だけは
鮮明に思い出せるのにって。
絞りは全開で、ピントの合わせ方も間違っていたのかもしれない。
でもだから、幸せだったんじゃないかって、そう思うんだ。
時がたって、
それが例え間違っていても
いいさってつぶやいて笑うから。
どんな解答より、ありえない間違いが脳裏に焼き付いて離れない。
でもだから、忘れることが困難だって、そう思うんだ。
明日も君に気づかれないように、
視線をそらして苦笑いで
向こう空見上げて歩こうって。
時がたって、
それが例え間違っていても
いいさってつぶやいて笑うから。
2011-02-28 03:25
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Real World

「ちっちぇえなぁ。」
わざと強がって吐き捨てた台詞は、
見事に窓ガラスに吹きかかってからやんわりと消えた。
僕が見下ろすこのミニチュアな世界は、
嘘のような真実で模られていて、
右の方に建っている一際細長いビルなんかには接着ミスのボンドが見えてる・・・
そんな思考を反復しながら、思いっきり煙草を吸いこんでふぅっと吐いた。
僕たちの世界はこんなんじゃない。
「こんなんじゃない。」
「え? 何か言った?」
もう一度煙草を吸いこむ。
「いや、」
「何も言ってないさ。」
パラパラとデスクへと戻っていく人達。
「そうか?何か聞こえたけど・・・」
「俺たちも戻ろうか。」
同僚は少し小首を傾げたあと、そうだなと言って腰を上げた。
僕は一呼吸おいてから窓ガラスに背を向けた。
どこのオフィスにもありそうな銀色の無機質な灰皿に煙草を押し付ける。
いつもよりも少し強めに押し付けた気がした。
外ではそれでも人が行き交う。
それは本当の世界でしかないことを僕は知っている。
2010-09-16 18:56
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alcohol115%
酔ってなんかない
なんだって目が回る
心からの安堵とどきどきの交錯
心地よさがたまらない
足元なんて全くしっかりしてて
誰も私のこの心地よさに気づきもしない
それがまたたまらないんだ
だから繰り返してしまうよ
癖みたいなもんで
だから理解なんか得られない分類
他の人もみんな気づいている感情
その向こうの通りを楽しそうに歩く君たちも
きっとそうではないのだろうか
酔い潰れてしまっては駄目だ
あくまでもこの心地よさをどう保つか
このどきどきのつづきをどう見出すか
窓の外を眺めながら
ボロネーゼをすくうフォークを躊躇して
私はそんなことで頭がいっぱいだ
誰も私が酔っているなんて
これっぽっちも気づいちゃいないから
2010-09-16 05:54
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